おうちでモンテッソーリ教育を!

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子育て
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モンテッソーリ教育は聞いたけど、どういうものなの?将棋の藤井聡太棋士が幼少時に「モンテッソーリ・メソッド」を取り入れた幼稚園に通っていたことで注目が高まっています。

またオリラジの中田敦彦のYouTube大学でも最近取り上げられました。

私はこの教育方針が参考になると思い、モンテッソーリ教育について、調べてみました。

参考になる著書を読み、私がここなら無理なく教育に取り入れそうな箇所をピックアップしてみました。

参考図書として、著書「子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリ・メソッド」著者は「堀田はるな」という方です。

あのAmazonに入社していたが、モンテッソーリ教育に感銘を受けて、モンテッソーリ原宿子供の家・モンテッソーリすみれが丘子供の家教員、保育士へ。結婚を機に、教育の道へ転身された方です。

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育は、医師であり教育家であった20世期初頭マリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。

精神病院働いていたモンテッソーリは知的障害児への感覚教育法で知的水準を上げるという効果実感し、その方法を教育に取り組んだそうです。

子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。引用:日本モンテッソーリ教育綜合研究所

これでは何をするかわからなかったので、モンテッソーリ教育の目的も読んでみました。

「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」であり、具体的に子どもを科学的に観察し、そこからえた事実に基づいて独特の体系を持つ教具を使い、教育する。

と日本モンテッソーリ教育綜合研究所に書かれていますが、ピンときませんでしたが、教具がないと取り入れることができないというわけではないようです。

著者が家庭でできるモンテッソーリ教育を紹介しておりましたので、その中から私がご家庭で取り組みやすいものをお届けします。

自宅でできるモンテッソーリ教育

それは日常生活の中で自分のことをしっかり行うことです。

例えば洋服を自分で脱ぐ、着る、靴下を履く、コートを着てボタンをとめる、靴を履く、自分で食べる、食器を片づけるなどは自分でできるようにしたいものです。

それから子どもの発達段階に合わせた「お手伝い」をしてもらうことが大切と語っています。

子どもは大人がやっていることを自分でやってみることにとても興味があるものです。

「お手伝い」で手をたくさん動かすことは、自然に子どもの発達を後押しすることになります。

では具体的にどのようなことを行うことがモンテッソーリ教育を取り入れたものになるのでしょうか。

子どもの自主性を育てる

子どもの自主性を育てたい親御さんは多いと思います。

方法は、家庭でもなるべく「自分でできることは自分で」というスタンスで接することです。

そんなの当たり前という親御さんがいると思いますが、結構手を出してしまっている親御さんは多いのではないでしょうか。

具体的な例を挙げ、自主性を伸ばす家庭作りにしましょう。

「先回り」はやってはいけない

子どもの要求を何でもくみ取って、何か言い出す前にさっさとやってあげてしまう親御さんも多いと思います。でもそれはいけません。

自主性を伸ばすのならば、やらないことです。かわいいわが子のためなら、なんでもやってあげたいという気持ちをグッと我慢して、あえて察しの悪い親を演じることと著者は語っています。

具体的には子どもが「手伝ってほしい」と言ってくるまでは手を出さない。

「察してほしい」という表情をしているなら、「手伝ってほしいなら言ってね」と声をかけることにし、グッと我慢して下さい。

それにより、子どもは自分でさまざまなことで手足を動かして、あることができるようになると、自信を持って別なことにもチャレンジするようになります。

自分でする子どもに育てる

子どもが自分で扱えるものを用意する。

子どもの持ち物は、かわいさよりも「機能面」を重視しましょう。最近はよりかわいいものが多くありますが、「子どもが自分で使える」視点で購入しましょう。

著者の働く幼稚園のバックは体に斜めがけできて、大きめのボタンでふたを止められるデザインを推奨されています。

なるべく本物を用意する

「サイズ」は子ども用、「素材」は大人用を意識して下さい。

親御さんが使っているものに興味深々で、「そのスプーンがいいの」とか、「おおきなコップ」を使いたがります。自分が子どもの時に、そのような経験はないでしょうか。

ちょっと背伸びしたい時期、大人の使っているものがキラキラしていて使いたいと思うもので、その力を使って以下の点に注意して選ぶと自ら進んで園への準備をしてくれるようになります。

  1. 素材は大人が使っているものと同じにする
  2. 子どもが使いやすいサイズを選ぶ
  3. 色やデザインは子どもに選ばせる

そうすると、親御さんから手が離れ少し寂しい気持ちになりますが、自主性を伸ばすことで子どもの成長となるならぐっと我慢して見守ってください。

子どもに選択させる

「自分で選ぶこと」が主体的な子どもが育つ第一歩。なんでも親御さんが決めてしまってませんか。

例えば、その日に着る服、お菓子の量やお菓子の種類など。

それを最初は二択からいいので、選ばせましょう。そして、徐々に決める範囲を大きくしましょう。

他の人に勝手な決められるのを好きな方があまりいないように、子どもは自分で選びたいと願っていると著者は語っています。

参考ですが外部の論文から近い内容の「子どもの自己肯定感を促す教育→選択理論の援用の意義について一」があり、

選択理論心理学を提唱したアメリカの精神科医ウィリアム・グラッサーの心理学を使うことで、どのような結果になるのかについて書かれた論文です。

選択理論心理学とは すべての行動は自らの選択であると考える心理学です。

行動を選択できるのは自分だけなので、他人に行動を直接選択させることはできません。

そのため、問題が発生した時には、相手を受け入れ、交渉することで解決します。

選択理論心理学を使った教育は子どもにとって、自分自身で責任をもって行動することができるようになること。

また豊かな人間性を獲得し、実りのある人生を送るために必要なことである。

そのような成果を求める選択理論心理学が有す可能性は大であると結論づけたものがございましたので紹介しました。

「褒める」より「共感」しよう

子どもの「達成感」に寄り添うが大切であり、大人目線で「褒める」より子どもの気持ちに「共感」だそうで、褒めることは、逆効果になる可能性があると著者は語っています。

例えば、お母さんが褒めるから勉強をする。

お母さんに褒めるから片付けをする子になってしまうとのことです。それでは自主性を伸ばすどころか、他人の顔色を伺う子に育ってしまいます。

外部のデータによると共感に関する研究がありましたので、紹介します。

『家庭の育児現場における「ことばかけ」に関する研究』があり、共感がある叱り方・褒め方と共感がない叱り方・褒め方に比べて、子供の納得に大きく差があるとの研究結果がございました。

勿論、納得度の高い結果は共感がある叱り方・褒め方でした。

叱る時の共感はとても大切で子どもは叱られることに敏感に反応してしまいます。

しかし、共感があるとそれを和らげるとデータより考察されています。

そのようなことから、褒める、叱るにも共感を持っていくことがよいでしょう。

お手伝いをしてもらう

「子どもの願い」をかなえるお手伝いなのです。2〜3歳ぐらいの子は大人の真似をするのが大好きで、その夢を叶えれるのが、「お手伝い」。その時の以下の点に注意してください。

  1. 初めての作業はゆっくりとやってみせる
  2. 見せることに集中し、あまり喋らない
  3. お願いした後は口をはさまない
  4. 多少の失敗は目をつむる
  5. ありがとう、助かったよを言おう

具体的な例が示されていましたので、子どもの成長に合わせてやってもらいましょう。

  • 【料理】ボウルに野菜を入れて洗ってもらう
  • 【洗濯物の分類】同じ靴下を探してペアにする。パンツ・Tシャツなど種類別に分ける
  • 【洗濯物をたたむ】靴下やハンカチなど小さなものをたたんでもらう
  • 【掃除】子どもサイズの小さい雑巾を用意して、大人と一緒に雑巾がけ

お願いするものは親がゆっくりみせるようにしましょう。

ダメなものはきっぱり伝える

「ダメを伝える」ときの二つのポイントがあります。それは

  1. 「なぜだめなのか」理由をきちんと伝えること
  2. 親の態度に一貫性があること

「なぜだめなのか」理由をきちんと伝えることについて、「簡潔に」「具体的に」かつ「穏やかに」伝えること。

危険な時以外は「〇〇するのがよい」というポジティブな言い方に変えること。

こどもは長々と説明するよりも、短い簡潔に伝えると理解しやすいようです。

親の態度に一貫性があることですが、子どもは意外と冷静に大人を見ており、甘えたら許してもらえるということを学習します。

ですから、ほんとうに守るべきルールについては毅然とした態度で伝えなければならないのです。

やはり、親は子を思えばこそ、「鬼になるとき」が必要と語っています。

環境を整えたら「気長に見守る」こと ー手を差し伸べたい気持ちを「我慢」してみよう

最初の試練は「必要以上に手を出さず、子どもが自分でやるのを気長に見守ること」です。

少し手伝ってあげればうまくいきそうなときは、言葉で言うのではなく、なるべく動作でサポートしてださい。

例えば、そっと手を添えてあげたり、場所を示してあげたり。

大人がやってあげるのではなくて、子どもが自分でやるのを手伝うことです。

「もう見てられない!」とつい手をだしたくなるのをぐっと我慢する苦労がありますが、自立・自律した子どもが育っていくと著者は語っています。

お母さん、お父さんは楽になる

子どもが自分のことをできるようになると大きなメリットがあります。

それはいつも時間に追われて、イライラしながら子どもの世話を焼く必要がなくなれば、親にも心に余裕が生まれます。

親の気持ちがゆったりすれば、子どもの気持ちも落ち着きます。

いいこと尽くめですが、いっきにモンテッソーリ教育は注意ください。

子どもができるようになるまで時間がかかります。焦らずにゆったりな気持ちで取り組みましょう。

まだまだモンテッソーリについて、書かれておりますので、一度読まれてみてはいかがでしょうか。

私は自分がピックアップした何個かを実践して、自主性のある子どもに育てたいと思います。

今日もありがとうございました。

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