子育てに悩んでいて、さまざまな書籍や話、テレビ、ブログなどから情報を取り、ちょっと疲れていませんか。
仕事、子育て、家事などで疲れていませんか。そんなあたなに知ってほしい書籍をご紹介します。
この本を読んだ後は、肩に力が入っていたと気づくかもしれません。
今回で教育本第6弾、「小児科医のぼくが伝えたい 最高の子育て」出版社: マガジンハウス 著者:高橋孝雄さんです。
高橋孝雄さんは、
1982年慶応義塾大学医学部卒業。1988年から米国マサチューセッツ総合病院小児神経科に勤務、
ハーバード大学医学部の神経学講師も務める。 1994年帰国し、慶應義塾大学小児科で、医師、教授として活躍されております。
小児科医36年間の経験に基づく納得の子育て論を語ってらっしゃいます。
今回も私が書籍の中から
「悩める子育て、どうすればいいのか」で、悩める子育てで、肩の力が入っているお母さん、お父さんに是非、知ってほしい5つを選びました。
以前、書いた記事は家事を楽にできない心理と同じように、頑張ってしまうお母さん、お父さんに読んでいただきたく書きました。
ご参考になればうれしいです。
悩める子育て、どうすればいいのか 5選
理想の母親から等身大の母親に
育児に疲れたら、助けを求めよう
保育園に預けても、濃い時間があれば大丈夫
理想が高すぎる子育てはやめませんか
育児を全部するのは、やめませんか
理想の母親から等身大の母親に
もっといい母親になりたいという方はどのくらい在られるのでしょうか。ほぼ、全員だと思います。
そんな中、著者は理想の母親から等身大の母親にと語っています。
理想の母親像とはあなたの頭の中にあり、「ママギャップ」でお母さんは苦しんでいるのです。
また著者は「ママギャップ」で、子どもに十分なケアができていないことに自己嫌悪になっていると語っています。
さらに著者は、
小児科医としての子どもが注意を引く「アテンション・シーキング・デバイス(注意喚起行動)」があり、子どもがお母さんに構ってほしくての行動があります。
そんな時は、「また、嘘ついて( *`ω´)」でなく、共感してあげ、子どもは納得します。
お母さんは等身大のお母さんでいいのではないでしょうか。「そんな等身大の自分なんて」と思われたかもしれません。
しかし、著者はこのように語っています
「子どもはお母さんが大好きだから、大丈夫」だと。
子育てのまだ半ばの私が言うのはなんですが、息子はお母さん、お父さんが大好きなことは感じます。
著者の言うことはとても単純だけど、とてもわかりやすく、とても大切な言葉だと思います。
皆さんも「子どもはお母さんが大好きだから、大丈夫」は忘れがちではないでしょうか。
育児に疲れたら、助けを求めよう
女性が妊娠して出産と女性ホルモンバランスが崩れやすく、産後うつになりやすい時期です
そんな時、夫はおらず、マンションの中に赤ちゃんと一日中いるとしたら、どんなに大変でしょう。
そんな時に、赤ちゃんに怒り、その後、赤ちゃんに怒ったことに
自己嫌悪になり、さらに悪い状態になってしまいます。
どうすれば、そのような状態から抜け出せるのでしょうか。
著者はこのように語っています。
著者は
「思い切って、社会に助けを求めるのは、どうでしょうか。小児科医に相談することをお勧めです」
と語っておられます。
しかし、お母さんだけでは、限界があると私は感じます。
育児ではないのですが、私は心の調子を崩した経験があります。
その当時は、私は心の調子が悪くなっていることに気がつかず、私の能力不足だからだと思っていました。
しかし、私の心の調子が悪くなっていることをパートナーからの指摘で自覚し、仕事から離れました。
仕事、育児、家事がいっぱい、いっぱいだったのです。
自分がいっぱいいっぱいだと本当に気がつかないものです。
この著書の書籍をパートナーに読んでもらうだけでも、
産後の妻が孤独になりやすく、うつになる可能性があることを認識してもらいましょう。
育児は大変ですが、楽しいこともたくさんあります。余裕のない育児はお母さんと子どもを不幸にしか、しません。
「困ったときに、どうしようもないとき、SOSを出しましょう。誰もあなたを責めませんから」
との著者が語っております。
SOSを出して、育児を乗り越えて、楽しい育児にしましょう。
保育園に預けても、濃い時間があれば大丈夫
保活がうまくいき、仕事再開と思っていたら、小さいうちは、さまざまな病気を保育園からもらってきて、会社を途中からお休みとなりがちです。
たつぞう家も同じで、よく保育園から呼び出しがあり、上司に頭を下げて、迎えに行っていました。
そんな時は、私は「早く預け過ぎたから」、「子どもとちゃんと向き合っていないから、病気になるのかもしれない」と思っていました。
お母さん、お父さんもそんなことを考えていたのではないでしょうか。
著者は、
「ワーママは、いつも心の中で『ごめんね』とあやまっているそうです。」
ワーママとは、「ワーキングママ」を略した語で、子育てにいそしみながら働く女性を指すことばです。
では、どうすれば、この気持ちと向き合えるのでしょうか。
著者はこのように答えています。
著者は
「絶対にやってはいけないことは、無関心でいること」
と語っております。
心の中でごめんねとあやまるワーママ。
保育園に早く預け過ぎたからと悩むお母さん、お父さん。病気の原因は向き合っていないと思うお母さん、お父さん。
そんなお母さん、お父さんは子どもに関心を向けているので、それで十分なのです。
理想が高すぎる子育てはやめませんか
たつぞうは努力や根性が大好きで、どんなに忙しくても隙間時間を見つけては、何か目標を決めて努力をしてきました。
しかし、2016年4月に心の調子を崩してから、自分にセーブをするようにしました。
今までセーブの仕方を知らなかったため、未だに試行錯誤の連続です。
私の経験上、体や心が悲鳴をあげ、楽しめるのものが楽しめなくなり、最後には動けなくなります。
しかし、それがうまくいき、自分の能力以上の成果が出てしまったお母さん、お父さんがいらっしゃいます。
そのようなお母さん、お父さんは
子どもに幸せになってほしいことから、「もっと努力したら、うまくいくんだから」と子どもの能力以上を求めてしまうのです。
著者はそういう方を
「理想の高すぎるひとは、『オーバーアチーバー』のことがあります。」と言って忠告しています。
じゃあ、どうすれば理想の高すぎる子育てを止めれるのかと、疑問が出てくると思います。
著者は
「高すぎる目標を撤回し、子どもに背伸びさせてきたことをきちんと認め、子どもに『よく頑張った』とねぎらいの言葉をかける」
と語っています。
それだけ(・・?)
と思われたかと思いますが、たつぞうは十分だと思います。
子どもはお母さん、お父さんの期待に応えようと、自分の能力以上に懸命に努力します。
その目標を撤回するのは、
子どもにとって、とても難しいのです。
なぜかというと、お母さん、お父さんが大好きだから、目標を撤回できないのです。
お母さんが、お父さんが気づき、そのような状態を止めましょう。不確実な人生だからこそ、その日その日を楽しむことを忘れないようにしましょう。
育児を全部するのは、やめませんか
最初はなるべくパートナーに任せないで、たつぞうは育児、仕事、家事と頑張りました。
しかし、それがぷつりと切れ
体調を崩して、ワークライフバランスを見直すことになりました。
育児の中でも任せるものはパートナーに任せ、家事の中でたつぞうが、お風呂、洗濯物をするなら、料理はパートナーにと、分けています。
パートナーが疲れているなら、やらない選択もやっています。
家事を家電に任せるも一つの手です。また、家事代行で家事の負担軽減もいいのでは、ないでしょうか。



著者も同様のことを語っています。
著者は
「女性初の大統領候補だったヒラリーが『育児は、ルーティーンとノンルーティーンに分けれる』」。
さらに、ヒラリーはノンルーティーンを大切にしているそうです。
お母さん、お父さんも育児は、
ルーティーンとノンルーティーンを分けて、
育児負担を軽くすれば、おのずとお母さん、お父さん、子どもがみんな笑顔になるのではないでしょうか。
では、ノンルーティーンを大切とあるが、何をすることがいいのかというと、
著者はその疑問にも答えています。
著者は
「ノンルーティーンは特別ではなく、保育園の迎えに行ったときに、ぎゅっと抱きしめること、帰り道で手を繋いで歩くこと」
と語っています。
最後に
今回は肩に力が入ったお母さん、お父さんに気付いてもらいたくて、この5つを選びました。
この著書はそれ以外にも様々な育児の悩みに関するヒントが書かれています。
小児科医が書いた著書が書いたとは思えないほど、読みやすく、わかりやすいものとなっています。一読されてみてはいかがでしょうか。
たつぞう家は高すぎる目標を子どもに求め過ぎない育児をしたいと思います。
今日もありがとうございました。
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