東大生を育てる習慣とは?

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子育て
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皆さん、東京大学に入れる子であったら、どんなにいいか1度は想像したことはあるのではないでしょうか。

私もその1人で息子が東大生やもしくは海外の有名な大学に通うかも知れないから、

教育資金を貯めねばと生き急いでセコセコと貯金と投資を始めたりしている親バカです。

しかし、東大が実施している「学生生活実態調査」という資料で実家の世帯年収を見ると、悲しい事実がわかります。

なんと東大生の実家の世帯年収は、その約60%が「年収950万円」を超えているのです。(2018年度東京大学実施「学生生活実態調査」)

全国の世帯年収の平均額が550万円前後なのに対して、

年収900万円以上の世帯はわずか16.1%しかいません(2018年度厚生労働省実施「国民生活基礎調査」)。

これでは、うちの家庭では無理でないかと感じてしまい、結局金かよ、チッ(取り乱してしまい申し訳ございません。)。

見方を変えれば950万以下の家庭でも40%いる

どうにか学べればそこに食い込むことはできるのではないと考えて、また本を探しました。

そこで今回も見つけました。

教育本第3弾、「東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?」

文響社出版、著者は富永 雄輔さんです。

幼少期の10年間をスペインのマドリッドで過ごし、京都大学を卒業後、

東京の吉祥寺、四谷に幼稚園から高校生が通塾する進学塾『VAMOS(バモス)』を設立。

毎年8割以上の塾生を難開校に合格させている方になります。

この著者も前回のモンテッソーリ教育と同様に家庭での過ごし方が大切と語っておられます。

外部データとともに今回もこの教育本の中から、私がいくつか家庭でもできる教育方法をピックアップしていきたいと思います。

著者は本の中で、

子どもの自信を育てる4つの習慣

子どもの自立を助ける6つの習慣

子どもの可能性を伸ばす6つの習慣

子どもに継続力をつけさせる4つの習慣

子どもの集中力を高める5つの習慣

子どもをうまく叱る4つの習慣

子どもの成績を伸ばす5つの習慣

で計34つの習慣を提案しています。

しかし、著者もこの中で興味がある項目の習慣を真似して子どもが変わっていく姿がみれれば、親も変わり、さらに子どもも成長していくと語っています。

しかし自己啓発本『7つの習慣』もびっくりの数の習慣ですが、

モンテッソーリ教育には自立、自信、可能性を伸ばすを紹介しましたので、東大生を育てた親たちはどのように叱っていたのかについて、フォーカスしたいと思います。

そこにフォーカスした理由は私も知りたいのが一番ですが、

一般の親御さんの悩みは何か調べたら、少し古いですが、ベネッセ教育総合研究所『第4回子育て生活基本調査(小中版) [2011年]』の調査がございました。

その中で、小学低学年から高学年での子育ての悩みでほめ方、叱り方が全学年でみられる悩みでもあったからです。そのため、多くのご家庭でも悩みであると鑑み、

今回は子どもをうまく叱る4つの習慣を選ばせていただきました。

結論をいいますと、

子どもに言い訳をさせ、テストが悪くても叱らない。ときにはあえて叱り、人としての間違いは徹底的に叱る。

皆さんも子どものとき、言い訳は親の怒りの着火剤と知り、言わなくなり。

テストが悪けりゃ、どうしてこういう点数なのと、責められ。

いつも感情的に怒られた経験しかないため、どのようにすればよいか見当がつきません。

では東大生を育てた親御さんはどのようにしているのでしょうか。

子どもをうまく叱る4つの習慣

著者は以下の4つの習慣を挙げています。

1.子どもにきちんと言い訳させる

2.テストの結果が悪くても叱らない

3.ときにはあえて感情的に叱る

4.人としての間違いは徹底的に叱る

子どもにきちんと言い訳させる

では1つ目の習慣で『子どもにきちんと言い訳させる』ですが、

ほめるより叱るのは、ほめるより格段に難しいと著者は語ります。

東大生を育てた親御さんはほめ上手ですが、常にほめることはよくありません。

その時に使ってはいけないのは、親の威厳を利用して叱ること。成長につれて、

それは逆効果になると語っています。ではどのようにして、叱るのがいいのでしょうか?

叱ることはコミュニケーションで、徹底的に戦うだそうです。

また親は叱るときコミュニケーションの時間と意識すると、いい叱りができるそうです。

では徹底的に戦うにはどのようにすればいいのでしょうか?

それは子どもの言い訳をとことん聞く(言い訳をさせる)

しかし子どもの時に親に「言い訳はいいから(# ゚Д゚)」、「口答えをして(# ゚Д゚)」と皆さんご経験があるのではないでしょうか。

それで子どもの言い訳をとことん聞く(言い訳をさせる)は私たちにできないと感じてしまいます。

しかし著者曰く、言い訳しているのは成長の証拠であり、大人の言葉にひれ伏すことはいい子に思えるが、長い目で見たら伸びないと語っています。

外部データではこのような研究結果がございます。

聖学院大学総合研究所Newsletterに掲載され、著者 田澤 薫「子どもの言い訳にあらわれるもの」で言い訳するのは2つの理由が挙げられるそうです。

1つは自己維持

2つは対人交渉方略

1つ目の自己維持とはつまり自己崩壊を起こさないように人間には自己維持本能があるため、自分の過去の決断や行動の正当化する理由を事後に無意識に探す。

後悔にさいなまれないようにする仕組みを人間の心理的メカニズムとして言い訳がある。

言い訳には自己を維持していくための効果が子供にも大人にも期待される

そのため、言い訳は必要であり、自己維持には不可欠

2つ目の対人交渉方略は相手のことを認めて交渉する協調的な段階を踏んでいくため、

大人は子どもの言い訳を否定しがちであるが、子どもなりの理由を聞き出す環境は大切と語っておられます。

聞き出す環境が親が作り、言い訳をとことんさせるは理解できましたが、

『どの程度まで行えばいいのかわからい』と、このブログを読みながら思った方もおられと思いますが、ご安心下さい。

著者は子どもが納得するまでと語っています。

なぜ子どもが納得するまでと読者は思ってしまいますが、著者にはちゃんとした理由があるのです。

子どもが納得するまでが習慣づけると、納得ができないことが気持ち悪い感覚となるそうで「なぜ、そうなるのか」とちゃんと道筋をたてるようになるからだそうです。

「納得できないのは嫌だ」というのが習慣となり、それが勉強にも生かされると経験から語っておられます。

テストの結果が悪くても叱らない

テストの結果が悪くても叱らないでは、一番親がしてはいけないことそれは子どもの能力不足で叱ること。子どもはまだ子供なのです。

そこを忘れてしまっている親御さんは多いのではないかと著者は問いかけています。

では、テストの結果が悪かったらどうすればいいのか?

東大に合格される親御さんは、負けも認めるのがうまいそうです。

そして悪い結果がきても、次にどういかすかを意識しているそうです。

では、次にどういかすかを意識するといっても具体的にどうすればいいのか疑問が出てきます。

それは努力不足を叱ることだそうです。

単純な計算ミスや単純な漢字ミスを徹底させて東大に合格させた親御さんがいるそうで、仕方ないことでは叱らない。でも、努力不足は叱られる。

親子間でちゃんとした意識されたルールが親が感情的にならず、叱ることができるのではないかと著者は語っています。

ときにはあえて感情的に叱る

叱るときには理路整然と叱る親御さんがいるかもしませんが、

逆効果と著者は考えており、子どもはやはり感情の生き物であるから、

理由がなくても塾に行かないや宿題をやらないこともあります。

それに対して、「なぜ、さぼったのか。理由を言いなさい。」とくどくど聞き、

子どもは面倒になり素直に聞けなくなるでしょうと語っています。

外部のデータで大学生に対して中学時代に嫌な叱り方に関してアンケートを取った論文がございました。

尚美学園大学で発行した紀要論文で発表した『子どもの叱り方について』について、効果的な叱り方は以下の7つがよいと結論づけたそうです。

くどくど叱らず短時間で叱る

他者と比較して叱らない

なぜ叱るのかを明確にして叱る

子どもの言い分も聞き、頭ごなしに子どもを否定しない

問題の原因となったものだけを叱り、余計なことは叱らない

持って回った言い方は避け、直接的に叱る

感情的にならず穏やかに叱る

この結果をみると、7は感情的にならず穏やかに叱るはよくない叱り方に該当していますが、著者はときにはあえて感情的に叱る。

感情的に叱る時には、愛情をもってしかること

そして、著者が一番聞くと話していたお母さんの涙だそうです。

子どもには強烈なメッセージだそうで、相当堪えるそうです。

もちろん叱ったあとそのままにせず、冗談を言って抱きしめる頭をなでてやるなどして、叱りっぱなしにしないように心掛けてください。

人としての間違いは徹底的に叱る

東大生を育てた親御さんで、いじめに加担した息子に反省すべくその時間を家庭内で終わるところを塾に持ち込み、第3者を交えた非日常的な空間で徹底的に叱ったエピソードを語っています。

そのご家庭は社会で生きていく上で「人間」として守らなければならないルールを教える。

人間として間違ったことをしたら責任を持ってその行為を正す

という親の姿勢を確固とした姿勢子どもを伸ばすことにつながると語っています。

いかかでしょうか。

子どもをうまく叱る4つの習慣は少しハードルが下がり、できそうな習慣があったと思います。

私はその中で特に、ときにはあえて感情的に叱るが身に覚えがあり、冷静さを持って叱ってしまいます。子どもは内心嫌な思いだったと反省して少しづつ変えていきたいです。

これ以外にも様々習慣がありますので、一読していただけたらと思います。

今日もありがとうございました。

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