育児でイライラすることありますよね。イライラを止めようとしてもできない。
優しいお父さんでいたい
ニコニコしているお母さんになりたい
と悩んでいるお父さん、お母さん方が多いと思います。
私も優しい両親でいたいのにできないことに悩んで、様々な本を読み漁っています。
今回はそんなイライラ育児解消するためのアンガーマネージメントの活用を紹介します。
結論からですが、
育児にはアンガーマネージメントは活用できるです。
アンガーマネージメントは上司、部下によく使われるもので多くの企業でとりいれられています。よく使われる理由はパワハラ問題があると思います(2020年6月からパワハラ防止が施行)
そのパワハラを抑える、イライラを抑えることができるので、育児へのイライラにも活用できるのです。
また私がよく見ている中田敦彦のYouTube大学でもアンガーマネージメントについて、取り扱っていました。
今回で第4弾の教育・育児本 著者「篠 真希」『子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本』です。
著者は総合商社秘書室勤務。
その後7年にわたる海外での子育て経験を経て、アンガーマネジメントを学ばれたそうです。
日本で初めて「母親のためのアンガーマネジメント入門講座」を開催。
キッズ向けプログラムの開発、キッズインストラクター養成講座の立ち上げに携わり、全国各地で指導者を育成されておられます。
アンガーマネージメント活用について、書かれているところから家庭でも取り入れやすい箇所かつ私の気になったところを4つをピックアップしました。
アンガーマネージメントの活用厳選4選
コアビリーフを見つめ直す
「この子はこの子、私は私」の考え方
頑張って子育てしている自分にOKを出そう
もっと子どもに頼っていい
コアビリーフを見つめ直す
コアビリーフとは、自分の信念や価値観のこと。コアビリーフをゆるくすることで、ストレス減ります。
自分の信じているものが「絶対」と考えると、相手に怒りを覚えるのですと著者は語っています。
例えば、母親はこうあるべきと縛られ、
母は子どもに全力で尽くすもの
子どものできる、できないは母親次第
子どもを生活に中心にすべき
これが全て絶対に正しいとなってしまって、お母さまたちが苦しんでいるのです。
その価値観が絶対に正しいと思うため、ストレスになってしまうのです。
なので、自分の価値観を知り、人と違うことを認識し、自分の価値観を見つめ直しましょう(コアビリーフをゆるめましょう)。
「この子はこの子、私は私」の考え方
我慢するしかないとの思い込みがストレスの原因と著者は語っています。
では、この子はこの子、私は私とは、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。
人の言動に左右されないこと
子供の失敗は親の失敗ではないと自覚すること
1つ目は、人の言動に左右されるのは、自分の選択に自信がないから。
人にどう思われようが、自分に選択肢があることを意識することだそうです。
2つ目は、子どもの失敗は親の失敗でないは、子どもは子どもの人生、親は親の人生を生きている。
当たり前と思われたと思いますが、意外に出来てないのです。
子どもの呼び出し、親の失敗が原因じゃないのです。子どもの失敗は子どもの人生の中で失敗ですので、気にしないことと著者は語っています。
頑張って子育てしている自分にOKを出そう
イライラしている母親の自分、ご飯をちゃんとしていない母親の自分、片付けられない母親の自分と責めてはいませんか。
自己嫌悪や罪悪感というのは、持ってもあまりいいことがありません。
それらは、
母親のストレスとなって心のコップに溜まってしまいます。
心のコップから溢れたら、
自分では怒りをコントロールできない状況になってしまいます。
では、どうしたら、そのストレスが軽減できるか。著者はこう答えてます。
自分をOKを出す
他の人も褒める
1つ目は、自分をOKを出すについては、母親としての自分を否定する必要なんてありません。
ささいなことでもいいので、
もっと子どものいいところや自分の頑張りを積極的に認めてみましょう
と語っています。
2つ目は、他の人も褒めるについては、まずは自分から歩み寄ることで、敵意を取り除き、良好な関係を作るように心がけてみましょう。
周囲の人と助けあえるようないい関係が作れると、
自分への自信が取り戻せますので、ぜひやってみて下さい。
もっと子どもに頼っていい
家事、育児、仕事で限界を超えたお母さんの話が実際の話で紹介されました。
妹に手を焼く母親は我慢の限界が超えてしまい、
息子の
「早くお父さんに帰ってきてほしい」
というセリフに、激怒し、家を出ていこうとしたけれど、
大泣きしながら追いかけてきて、
「行かないで!」
と息子の泣き顔をはっとされ、思いとどまり、
のちに息子に悲しかったことを言われたそうです。
その母親は
疲れていたことを話したところ、息子を嫌いになった訳でないこと
を話すとその気持ちを理解した息子は
妹の世話をやってくれるようになったそうです。母親はもっと子どもに頼っていいのです。
今回は4つのアンガーマネージメントを活用したものとなりましたが、
この本にはまだまだ様々な育児に使えるものが載っておりますので、一読されてみてはいかがでしょうか。
もっと子どもに頼っていいは響きました。
どうしても母親が、父親がとなるところに、子どもに頼るところが盲点で、肩の力がすっと抜けていく感じがしました。
しかし、それを子どもでなくパートナーにも言えることだなと感じました。
早速、「これ、やってくれる」と頼んで、心のコップから溢れることなく、余裕のあるコップを目指したいと思います。
今日もありがとうございました。
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